2009年5月5日火曜日

裏板!(Kruse)

昨日さんざん裏板をながめて、どこをどうやって使ってやろうかと思案した結果、ようやく決心がつく。

今回の板は年輪の走り方がかなりイレギュラーで、普通の取り方をするとおそらく奇麗な杢部分を相当捨てなければならない。う〜ん、それははっきりいって惜しい。板の端の方にある杢を上手く使いたい。年輪の走り方は、今回はキルテッドカット材だし、場所場所によって走る方向が変わるのは多少しょうがないのではないか...と、勝手に決める。年輪はイレギュラーでも、杢の出方はかなり個性的になるだろうと、予測。

横板から2mm位置にアウトラインをひきます。このアウトラインを描くときに、これが大変重宝します。クレモナの菊田さんが紹介なさっている方法で、2mmクンというものです。菊田さん、使わせていただいてます。

さっそく、切ります。切るとはいっても、3cm近いメイプルは甘く見ちゃいけないのです。こいつがとんでもなく硬い。普通の木材とは比べ物にならない。普通はバンドソーっちゅう幅のふっとい電ノコで切るもんですが、、、
うちの電ノコくんは、かなり使えるやつでして。かなり硬く厚い材でも、3cm以内ならけっこう切ってしまうんです。安かったのにすごいやつだ(バンドソーじゃないですヨ。普通の電ノコ)。

裏板が切り出せた!どうでしょう。ちょっと形になった時のイメージが持てるようになったと思います。ボトムの部分の炎のような杢を是非とも入れたかったんですね。上の方はあまり派手な杢ではないけど、木星の表面の模様のようです。こいつの名前は”Le Jupiter”か?それとも"La Protuberance"になるか?(^^;なまえだけは既にかっこいいです。

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