2009年5月13日水曜日

バイオリンをつくるきっかけ

そろそろなんで自分がバイオリン作りなぞ始めたのか、いきさつを書いておきたい。
2006年2月のことだった。二台目のMasakichiバイオリンを手に入れ、修理とは言えないけど修理をした頃のことだった。この頃から、猛烈にバイオリンを作ってみたい!という欲求に駆られるようになったのだ。なにゆえ突然?まあもともと子供の頃から木をいじって、何かを作るっていうこと好きだったし、もしかしたらバイオリンもその気になったら作れるんじゃないか...というまあ簡単な理由です。
そしてついでに作ったやつが良い音だったらラッキーだな、と。安く良い楽器を手に入れるには、作るのもアリなんじゃないかと、思ったわけです。
しかし、バイオリンなんて作れるんだろうか?
ただの素人に。作り方さえわからないのに。

とにかくネットでいろいろ情報を探し回った。
いや、けっこういらっしゃるのでした、作ってる方たちって。いろいろと参考にさせてもらう。

『いやぁ、素人でもけっこう作れるもんなんだなぁ。
じゃ、おいらもいっちょやってみるか!』
ということで一大決心(なのか?)したのでした。

まずはとにかく一冊本を読んでみるべし。ということでネットで紹介されていた本を見つけたので購入。
『Violin making practical guide』

イギリスの女性製作者のジュリエットバーカーさんが書いた本。
写真入りで制作の過程をつづってある。製作の過程が追ってあるので、どんな道具をどこで使うか、などヒントになることは多かった。一応最後に内型用のテンプレートがあるので参考になる。当然全編英語だが、そんなに難しくはなかったデス。自分が買った時は5800円くらいしたんだけどなあ。安くなってる・・・

よし、まずは内型をつくるところからか!でも実際にはまだ良く分からないことが多すぎた。そこで、もう一冊本を買った。

日本人製作者の川上昭一郎氏が書いた本。これは日本語でわかりやすい。正確なテンプレート付きなのでまずはこれをコピーして内型作製を始められた。部材もすべての制作課程において正確にサイズを教えてくれている。この本は本当に重宝した。今でもけっこう使うことが多いなあ。

とにかくこれら二冊の本だけで一号機の製作を始めたのでした。
まずは内型をつくるとこからなんですが・・・、これがまたけっこう大変な道のりだったのです。

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