2009年5月4日月曜日

ライニング仕上げ(Kruse)

さてさて、GW連休なのに、あまり進んでいませんが、四号機の進捗を。
前回ライニングを貼付けたところで終わりましたが、クランプ達をはずしてみるとこんな感じでした。パッと見、問題なさそう。
横板からはみ出してる部分を、カンナで削ってやりました。

ライニングは貼付けたままだと、長方形の板が横板にくっついてるだけの状態です。これを内側を少し削ってやってなだらかに横板から立ち上がるような形に変えてやります。
言葉ではなかなか説明しづらいですな。
たまに、このライニングの処理がちゃんとされていないバイオリンに会うことがあります。つまり、ライニング貼ったまま状態で箱を閉じてしまうんですね。なんとも手抜きなメーカーがいるもんですが、意外とこの作業めんどくさいんですね。だから横着しちゃうってのもあるんでしょう。
実際自分の最初に手に入れたUSAバイオリンは、ライニングそのまま状態でした。

ライニング内側を処理してやると、こんな感じになりますかね。でも勢い余って、意外に横板まで削ってしまいがちなので、けっこう難しい作業です、いつも。

さてさて、いよいよ裏板に取りかかる段階に来ましたよ。こっからは、けっこう楽しいところです。今回の裏板材はこんな材料なので、どこを使ってやろうかといろいろ思案してます。つーか、このいろいろ思いめぐらしてる時が一番楽しいのかも。どんな裏板に仕上がるだろうかと、考えるととめどない。

犬の方はというと、ようやくだんだん言うこと聞くようになってきました。まだ噛み付きますが。しかし、いつかTVでみた天罰法を駆使したところ、効果テキメン!ありがとう、天罰トレーナーさん。

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