2009年10月31日土曜日

三号機の音

最近三号機ガルネリコピーがなかなか調子がいいので気分がいいです。ここのところはもっぱらRinaldiを弾いていましたが、しばらくぶりにガルネリコピーを弾いてみたらけっこういい感じに。
前はあまり低音がひびかず物足りない感じがありましたが、ちょっとエイジングが進んだのでしょうか。それともただの気のせいか?(笑)
昨日今日は特にAとGが良くなっているのでちょっと録音してみる。


ありゃりゃ、G線だけでひきましたが音程が、ひどいなあ(^^;)前半は上ずりすぎ。
後半はバックで鳥がうるさいですが、とりあえず音の確認ということで。
まあもちろんGはもっともっと鳴ってほしいですが、1年半でこれぐらいの音ということです。


比較のため、Rinaldiで弾いた時の音も。こっちの方がやはり柔らかさは上。



2009年10月29日木曜日

続・おもろいもの

この間買ったばかばかしくもおもろいものの続きです。


今回はハチさんなりきりスーツです(笑)。
ろぺっとさんに横じまの服はタブーだったかもしれません!(よけい太いソーセージみたくみえる)背中のちっさな羽が歩くたびに動いてたまりません(^^)おしりにハリ付きです。
フード部分はやっぱりちょっとはみ出しちゃいますが、それでも楽しいですねえ。
すみませんねぇ、いつも人間側の勝手な欲求でいろいろな格好させちゃって。
でもやめられません。

2009年10月28日水曜日

箱を閉じる前に・・・

ようやく共鳴箱はほぼ出来上がりました。まあいろいろミスは今回もありましたけど、なんとか形にはなったかな。
あとはラベルを貼りつけて、箱を閉じるわけですが、その前にちょっと悩んでいます。 ラベル自体もあんな紙っ切れ一枚ですが、ストラドのような薄い楽器では音響に与える影響は大きいらしいです。
その分ニスで音響のずれをカバーしてやることも必要になるらしいですね。それはまあ箱を閉じた後でもいいわけですけど、問題は箱の中のこと。

サッコーニ先生の言う所では、ストラドでは箱を閉じる前になんらかの処置が施されているらしい。それは修理やメンテに出されたストラドのバスバー周りを見たことで分かったそ うで、なにがしかの物質が塗布されているらしい。 しかしそれがなんなのかは、あまり深く追求していない。
え~、読者としては非常にストレスがたまるんですねえ、こういうのは。
ホウ砂水溶液でバイオリンを煮込んで木材樹脂とホウ砂を反応させて優れた音響効果を得る、ということをやってらっしゃる方もいます。
ただ単純にホウ砂水溶液を箱内部に塗ればいいも のではなく、50~60℃で煮込まなければだめなので、これは今回はパスかな。(煮込むとバヨがバランバランになるんだそうです))
木材の強化を目的として天然樹脂製のニスなどを塗り込むという方もいます。ただそのニスのレシピは不明だし、箱内部に塗りこむことで木材の呼吸・経年乾 燥が阻害されてしまうような気がして、これも躊躇しています。
じゃあいったいなんだったらいいんだろうか?
結局の所わからず。
結局なにも塗らずに経年変化を期待して置いておくのが無難なんだろうか。 こんなことでも悩みどころ満載だ。

2009年10月21日水曜日

おもろいもの買いました

バヨとは関係ありませんが、先日おもろいものを買ってしまいました。
(無駄なものともいうのか?)
この緑のもの、なんでしょうか?


これ、恐竜になりきりスーツというものです。(^^)さっそく我が家のろぺっとさんに着てもらいました。どうでしょう?似合ってる?ばかばかしいくらいに、かわいいですネ。
ちゃんとしっぽもついてます。


サイズの選定が少し難しいところではあります。今回僕らが選んだのは中型犬用でしたが、いかんせんブルは首が短いのがネックで!どうやってもフードの部分が大きくなりすぎ。
そのくせ、首周りと胸周りはやたらと大きい(^^;)
なので、ろぺっとさんが着るとパッツンパッツンに見えますが、けして太りすぎているわけではないのですヨ。ワハハハ。
実はもう一つくだらないものを買ってしまいました。これまたブサカワユさが炸裂してますのでまた後日ご紹介します。買ったのはこちらのサイト『ペットパラダイス』。

バスバー削り

昨日接着しておいたバスバー、ちゃんとくっついたかな?
一昼夜放置してあるので『そろそろよかんべぇ』、と思いクランプを外します。よしよし、ちゃんとくっついたようです。


接着前の重量:65.8g → 接着後:74.8g。けっこう増えちゃいましたね。
このままじゃ明らかにバスバーはでかいので、これからスリムにしていきます、ハイ。
この段階でのタップトーンは
M5:E#、M2:G# M1:G#
タップしながらバスバー削っていきます。ストローベルさんはE~Fくらいは悪くない例ではないかと、述べられています。
が、自分のやつでは今回すでにFに達していますし、かなりバスバーが高いので削っていきます。最終的にどれくらいになるのかな・・・?

でも今回ちょっとクランプの挟む力が強すぎたようです。表板の表面側がバスバーの部分だけ若干盛り上がってしまいました。
(写真じゃ分かりづらいかも)
ま、若干ですからね。これぐらいはペーパーがけしてOKですよ。(一般の方にはあまりお薦めできない方法ですが!個人で楽しむものはいいんです、なにをしても。)

削るにしたがって、Mode5はちゃんと対応して音程が下がるものの、なぜかMode2、1はあまり変わらない。
G#はちょっと高すぎなような気が。。。
最終的には、M5:D、M2:F、M1:G、となりました。
M5でDでも悪くないとは思います。ストラドはCになるとヘロンアレンさんは言っていますし。
裏板の音程に近く仕上げられたし、いいんじゃなかろうか。


これでだいたい表板に施すべきことは終わりました。
あとは、ラベル貼って、箱閉じて、、、となりますが、箱を閉じる前に少し考えたいこともあります。

バスバー取り付け

平日の間でも、ちょっとだけ進めておこうと思い作りかけだったバスバーをやることに。とりあえず目標幅5.5mmにはしてあったので、今度はそれを表板の起伏に合わせて削ることです。


表板の形状はこんな道具で写し取れます。道具の名前は・・・なんていうんでしたっけ、ど忘れしてしまいました。
ストローベルさんはナットを使って表板をなぞりながら鉛筆で形状を写し取っているようですが、今回ちょうどいい大きさのナットが見つからず、今までと同じ方法でやることにしました。


対象物と同じ形状のものを隙間なくぴったり合うように木材から削り出すというのは、けっこう大変。製作者や修理職人さんはよくチョークを塗って当たる所を慎重に削っていきます。これは根気の居る作業ですヨ。
この間100円ショップに行った時にチョーク買っとけばよかったなぁ~、と後悔しつつセコセコ頑張りました。
完璧ではありませんが、今回はとりあえず良しとし接着に入ります!
(ここでいう完璧とは部材同士が0.02mmも隙間なくすべての個所で合致していることですが、これは個人の楽しみに作っているものですので、そこまで神経質にならんでもいいのです!)


さて接着です。バスバー接着はこういうものを用意して行います。僕は川上さんの著書にあった作り方でこれを作りました。
さてさて、接着はうまくいくだろうか!楽しみだ!


2009年10月18日日曜日

F字孔仕上げ

いやあ、すっかりバイオリン4号機ほったらかしにしてしまってました。
久々に作業の続きです。この間までは左のF字孔を切っただけでしたが、今回は右も切り出しました。しかしこのモデルの問題は、右の孔は最大幅が6.3mmしかないこと。魂柱幅は6.3mmあるので、これはギリギリです。
魂柱立てはけっこう大変かもしれません。でも元のモデルと完全に同じにしているわけではないので、僕のやつでは左右どちらからでも魂柱は入るようにしてます。(でもエアトーンでちゃんとCの音程になってくれるでしょうか。楽しみです)

やっと表板らしくなりました。写真ではまだノッチ(ストップ)は切っていません。やっぱりF孔が入ると全然雰囲気が違いますね〜。
Fがおわったので、途中になっていた厚みだしを仕上げます。といっても殆ど削れるところはありませんでした・・・(^^;)F切り出し前でのタップトーンはM5:D、M2:G、M1:Gとなってました。F字切り出し&厚み出し後は、、、M5:C、M2:C、M1:Cでした。あら、思ったよりきれいに揃っちゃいましたね。それほど意図したわけではありませんが。

続いてバスバーにとりかかります。表板まだおわってないのかよ、と言いたくなりますね。表板は手間も時間もかかりますが、音響への影響も大きいので丁寧に仕事しなきゃいけないんでしょうね。写真はバスバーの取り付け予定位置を書いたところです。この表板にぴったり隙間なくバスバーを取り付けないといけないのですが、弦楽器のことをあまり知らない人では、バイオリン族の楽器内にバスバーという材があることもあまり知られていないこともあります。

バスバーになる材は幅が8mmありました。これを5.5mmにします。えっと、普通はカンナで丁寧に削って行くのでしょう。僕は最近面倒なので、愛用のボール盤を利用して厚さを出しちゃいます。

これ、すごく便利です。ストローベルさんの本に載っていて、真似してみたらすごく使えて、最近ではほんとによく使ってます。ただの横着なのかもしれませんが!うまくやれば0.1mm単位でコントロールできます。

表板にバスバーをつけるところまでやりたかったのですが、今週はここで時間切れ。また平日もチョビチョビやるかもしれません。長いなぁ〜(^^;)

2009年10月13日火曜日

秋の休日

先週末の連休はとてもいい天気にめぐまれ、良いお休みになりました。
昨日は連休の最後、この日もとてもいい天気で以前お知り合いになったフレブルのモモちゃん&ママさんとお友達トイプーのミッシェル&ママさんとともに根岸森林公園に遊びに行きました。
実はこの根岸森林公園というところへ行くのは初めて。犬連れたくさんいるという、モモちゃんママの情報を聞きとても楽しみにしていました。実際行ってみると、ホント犬連れいっぱい!何匹犬がいるのだろう?数えきれません。それでもこの日は少ない方だったとか。。。

久しぶりにモモちゃんに会いました。前に会った時は明らかにモモちゃんの方が大きかったのですが、会ってみると明らかに体格は逆転。ロペットホントにでっかくなったのね〜。飼い主の方がビックリします。

(名物ブル相撲)
ふだん本気で遊べる相手はそうそういないので、ロペットもうれしかったとか。トイプーのミッシェルはちょっと遠巻きで見てましたけど、ミッシェルもありがとう♪楽しかったですね。

根岸森林公園は昔の競馬場を公園にしたもので、開放感がいいですね。古い観覧席が残っていてなかなかいい感じでした。古い建築物で時代を感じさせ、いつか描いてみたいと思うモチーフです。

2009年10月9日金曜日

Fを切る

表板の厚さ出しはまだ完了していないものの、とりあえずF孔を切ることにした。
F孔周りの厚さを極端に薄くしたりしたくないので、確認の意味もこめて。
というのは裏側からはなかなかFの位置が分からず、気付かないうちに削りすぎていることがあったりするのですよ。
というわけで、表側にFを書きます。ポスター写真からとったFの写しなので、実寸よりも絶対小さくなるはず。それを考慮しながら若干大き目に描いておきました。そして切り抜き予定地にドリルで穴を開けておきます。


上の目玉と下の目玉は棒ヤスリで少しづつ大きくしていきますが、これは慎重に作業しなきゃだめなんですねえ。ここで力任せに急いでヤスリをかけると、表か裏のどちらかでバリが発生して残すべき部分が繊維にそってぼろっと取れてしまう。なんてことを過去に何回もやっているし。

ナイフでだんだん広げて上と下をつなげています。
Fの切り抜きはけっこー緊張します。前はよく適当にきれないナイフで作業して、致命的に不格好な形にしてしまったりと、いろいろ失敗してます(苦笑)。
今回は若干大きめに描いたつもりでしたが、やはり実際ちいさいようですね。
最初は魂柱が全然通らないサイズでした。

左のF孔はほぼ終わりました。まだ細かい仕上げはしてませんが。思っていたより下の目玉側の厚さが薄くなっていました。意図したわけではありませんが、全体を削っているうちにこの辺りを妙に削りすぎてしまったようです。測ってみると2mmあるかないかくらいです。
上の目玉側はまだ厚さを残してあったので、OKなんですが。。。
このモデルのポスターのデータに従って厚さを大体出したのですが、今回はちょっと薄くなりすぎちゃったかな。右側はまだ大丈夫なようですが、左は薄さが目に付く。


まあでもこんなこともありますよ、バイオリン作っていると。最終的にバスバーも付けて全体で音のバランスをうまくとれるようにしてあげられればいいのですけどね。
なかなか作業は進まないけど、がんばろ。

2009年10月6日火曜日

公募展の結果

先日初めて応募した公募展の結果が出ました。その公募展は『東北の建築を描く展2009』。
僕は今回2点の作品を出展しました。果たしてその結果はというと・・・

今回出品したのは上の絵釜石鉱山跡を描いた作品と、我が母校岩手大学農学部資料館を描いたものの二点でした。その結果は、二点ともに入選!
いやあよかった、とりあえず入選できて!

『東北の建築を描く展』はこちら。まだ今回の結果等は出ていないようですが、いずれアップされるでしょう。
本音を言うと入選以上を狙っていたりしたのですが・・・(^^;)欲張りすぎてはいけませんね。しかし、今回初めてこういった公募展に挑戦したのですが、二点とも選ばれたというのはちょっとした良い経験になりました。しかもそのモチーフはかつて縁のあった場所ということで僕はとても嬉しいです。釜石鉱山跡は2006年秋頃に解体されてしまい、今はその姿を見ることは出来ません。それを絵に残したかったという気持ちが審査員の方々に伝わったでしょうか?

好きな場所の絵はやはり気持ちが表れます。これからも頑張りますので、一応、これからも応援よろしくお願いしますね。

(入選作品の展覧会は以下の日程で行われるようです。)
・2009/10/30〜2009/11/4  10:00〜19:00
・せんだいメディアテーク 6Fギャラリー 〒980-0821仙台市青葉区春日町2-1
お近くにお越しの方は是非どうぞ。

2009年10月4日日曜日

表板さらにけずる

先日77gまで削った表板、さらに削っていました。スクレーパーで少しずつ削っていました。この間タップしたときは、M5:F、M2:G#、M1:G#だった。まだ板厚はだいぶあるので、もう少しスクレーパーで進めておく。
板厚を測ってみると、なんだかもう目的の板厚ぐらいになっているような気がする。


でもC部ふち辺りとアッパーブロック辺りはまだ若干厚みが残っている。
ここでタップしてみると、
M5:E♭、M2:G、M1:G
重さ:70.3g
M2、M1は少し下がっただけ。ストローベルの本にもルールになりうる値はない、とあってタップトーンはそれぞれ材や厚み配分、モデルによって違う様子。どれぐらいの値にするべきなのだろう?
ヘロンアレンの本には、ストラドの厚さで作った表板はCくらいの音になり、F孔を切るとBまで落ち、バスバーをつけて削るとまたCの音程になるとある。この板でCまで下げるとなると、かなり削らないと、、、ムリ。今2.6mmくらいなので中心で2mmくらいになってしまうかも?さすがにそれはないけど。

それにしてもすでに2.6mmならけっこう薄い方なので、今回の板は薄すぎないか心配だなあ。。。