2005年冬。2号機マサキチバイオリンを入手してから、まずは裏板のはがれをどうにかしようと考えた。ロワーバウツの右側は、10cmほどにわたり、完全に横板から浮いていた。
なので、ここから振動した空気はモレモレで、f孔から抜ける音はかなり減少していると考えられた。
レッスンの先生にも
『これは閉じた方が、もっと木の柔らかい感じがでるんじゃないですかね』
と言われていた。
まあ、本来なら箱の横があいたような楽器はレッスンにも持っては行かない物だと思いますが(^^;
そこでまずニカワを購入。
さらに工房ミネハラのHPでみた、バイオリン用のクランプをまねて自作してみた。
なにしろまったく初めての試みだったので、完全にみようみまねで作ってみた。
残念ながら実物は廃棄してしまったので、画像がないのだが、要は合板で曲線のある二枚のパーツを作成。
これを50mmほどのステンレスネジと蝶ネジで結合し、手でしめられるようにしたものだ。
市販品は洗練されたデザインだが(これは底値屋楽器さんのHPで売られているもの)
当時自分の作ったクランプは、重いし見た目かっこ悪い、とできばえはイマイチ…でも、目的は、箱を閉じることだから、とりあえず目的は達成できたかな。
肝心の音はどうなったであろうか。
実は箱を閉じる前とボリューム的にはあまり変わった気はしなかった(演奏者感)
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