タイトルに製作記とあるのに、ぜんぜん作ってる話がないぞと言われそうなので、今日は現在進行中の製作の様子を載せてみよう。
いま取り掛かっているのは、四作目となるバイオリン。
モデルは1721年のストラディバリ“Kruse”である。
モデルは1721年のストラディバリ“Kruse”である。
型はモデルの表板からいただいた。
裏板が一枚板で、派手な虎杢ではないけど、しぶく貫禄のある姿が気に入った。
どこまで本物の雰囲気に近づけられるか分からないけど、ストラディバリ先生の作品の雰囲気を少しでも出せればいいんだけど。
通常製作者は、左右完全に対称な内型を作るものだが、、、私の場合左右非対称である。
だから元の楽器の左右を完全に写し取り、それを基に内型をつくる。
前作のガルネリ(プロフィール写真の楽器)も左右非対称でつくった。左右完全対称のものより、人間味が
あるというか、落ち着くというか、まこれは好みの問題なのだけれど。
内型に各コーナーブロッ
クを貼り付けたところ。
(内型にたくさん穴があいてますが、これは作業上必要になるかもしれないので、“念のため”多めに開けてます。次はもっとシンプルでもいいかも)
ブロックの高さを目的の高さに。
一部成形完了。
これから横板を貼り付けるが、その前に横板の杢の向き、
どの板をどの部分に使うかを決めなくちゃいけない。
今回持っている板はそれぞれその模様が違うので、慎重に考えているところである。今回使う予定の裏板も、ちょっと変わ
った杢なのでこれにうまく合うように横板も設定したいところ。
このバイオリンはいつ完成するのだろう?
まだ検討つきませんが、気長におつきあいくだされ。
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