2009年10月18日日曜日

F字孔仕上げ

いやあ、すっかりバイオリン4号機ほったらかしにしてしまってました。
久々に作業の続きです。この間までは左のF字孔を切っただけでしたが、今回は右も切り出しました。しかしこのモデルの問題は、右の孔は最大幅が6.3mmしかないこと。魂柱幅は6.3mmあるので、これはギリギリです。
魂柱立てはけっこう大変かもしれません。でも元のモデルと完全に同じにしているわけではないので、僕のやつでは左右どちらからでも魂柱は入るようにしてます。(でもエアトーンでちゃんとCの音程になってくれるでしょうか。楽しみです)

やっと表板らしくなりました。写真ではまだノッチ(ストップ)は切っていません。やっぱりF孔が入ると全然雰囲気が違いますね〜。
Fがおわったので、途中になっていた厚みだしを仕上げます。といっても殆ど削れるところはありませんでした・・・(^^;)F切り出し前でのタップトーンはM5:D、M2:G、M1:Gとなってました。F字切り出し&厚み出し後は、、、M5:C、M2:C、M1:Cでした。あら、思ったよりきれいに揃っちゃいましたね。それほど意図したわけではありませんが。

続いてバスバーにとりかかります。表板まだおわってないのかよ、と言いたくなりますね。表板は手間も時間もかかりますが、音響への影響も大きいので丁寧に仕事しなきゃいけないんでしょうね。写真はバスバーの取り付け予定位置を書いたところです。この表板にぴったり隙間なくバスバーを取り付けないといけないのですが、弦楽器のことをあまり知らない人では、バイオリン族の楽器内にバスバーという材があることもあまり知られていないこともあります。

バスバーになる材は幅が8mmありました。これを5.5mmにします。えっと、普通はカンナで丁寧に削って行くのでしょう。僕は最近面倒なので、愛用のボール盤を利用して厚さを出しちゃいます。

これ、すごく便利です。ストローベルさんの本に載っていて、真似してみたらすごく使えて、最近ではほんとによく使ってます。ただの横着なのかもしれませんが!うまくやれば0.1mm単位でコントロールできます。

表板にバスバーをつけるところまでやりたかったのですが、今週はここで時間切れ。また平日もチョビチョビやるかもしれません。長いなぁ〜(^^;)

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