2009年10月9日金曜日

Fを切る

表板の厚さ出しはまだ完了していないものの、とりあえずF孔を切ることにした。
F孔周りの厚さを極端に薄くしたりしたくないので、確認の意味もこめて。
というのは裏側からはなかなかFの位置が分からず、気付かないうちに削りすぎていることがあったりするのですよ。
というわけで、表側にFを書きます。ポスター写真からとったFの写しなので、実寸よりも絶対小さくなるはず。それを考慮しながら若干大き目に描いておきました。そして切り抜き予定地にドリルで穴を開けておきます。


上の目玉と下の目玉は棒ヤスリで少しづつ大きくしていきますが、これは慎重に作業しなきゃだめなんですねえ。ここで力任せに急いでヤスリをかけると、表か裏のどちらかでバリが発生して残すべき部分が繊維にそってぼろっと取れてしまう。なんてことを過去に何回もやっているし。

ナイフでだんだん広げて上と下をつなげています。
Fの切り抜きはけっこー緊張します。前はよく適当にきれないナイフで作業して、致命的に不格好な形にしてしまったりと、いろいろ失敗してます(苦笑)。
今回は若干大きめに描いたつもりでしたが、やはり実際ちいさいようですね。
最初は魂柱が全然通らないサイズでした。

左のF孔はほぼ終わりました。まだ細かい仕上げはしてませんが。思っていたより下の目玉側の厚さが薄くなっていました。意図したわけではありませんが、全体を削っているうちにこの辺りを妙に削りすぎてしまったようです。測ってみると2mmあるかないかくらいです。
上の目玉側はまだ厚さを残してあったので、OKなんですが。。。
このモデルのポスターのデータに従って厚さを大体出したのですが、今回はちょっと薄くなりすぎちゃったかな。右側はまだ大丈夫なようですが、左は薄さが目に付く。


まあでもこんなこともありますよ、バイオリン作っていると。最終的にバスバーも付けて全体で音のバランスをうまくとれるようにしてあげられればいいのですけどね。
なかなか作業は進まないけど、がんばろ。

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