2009年10月28日水曜日

箱を閉じる前に・・・

ようやく共鳴箱はほぼ出来上がりました。まあいろいろミスは今回もありましたけど、なんとか形にはなったかな。
あとはラベルを貼りつけて、箱を閉じるわけですが、その前にちょっと悩んでいます。 ラベル自体もあんな紙っ切れ一枚ですが、ストラドのような薄い楽器では音響に与える影響は大きいらしいです。
その分ニスで音響のずれをカバーしてやることも必要になるらしいですね。それはまあ箱を閉じた後でもいいわけですけど、問題は箱の中のこと。

サッコーニ先生の言う所では、ストラドでは箱を閉じる前になんらかの処置が施されているらしい。それは修理やメンテに出されたストラドのバスバー周りを見たことで分かったそ うで、なにがしかの物質が塗布されているらしい。 しかしそれがなんなのかは、あまり深く追求していない。
え~、読者としては非常にストレスがたまるんですねえ、こういうのは。
ホウ砂水溶液でバイオリンを煮込んで木材樹脂とホウ砂を反応させて優れた音響効果を得る、ということをやってらっしゃる方もいます。
ただ単純にホウ砂水溶液を箱内部に塗ればいいも のではなく、50~60℃で煮込まなければだめなので、これは今回はパスかな。(煮込むとバヨがバランバランになるんだそうです))
木材の強化を目的として天然樹脂製のニスなどを塗り込むという方もいます。ただそのニスのレシピは不明だし、箱内部に塗りこむことで木材の呼吸・経年乾 燥が阻害されてしまうような気がして、これも躊躇しています。
じゃあいったいなんだったらいいんだろうか?
結局の所わからず。
結局なにも塗らずに経年変化を期待して置いておくのが無難なんだろうか。 こんなことでも悩みどころ満載だ。

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