2009年7月27日月曜日

裏板とたわむれる

週末は久しぶりに4号機とたわむれる時間が少しだけできました。そこでしばらくほったらかされていた裏板の調整を少しだけ。
以前粗削りをした段階までで、重量は130gくらいでしたが(ちょっとうろ覚えです)、ミニカンナで粗く削ったままだったので、スクレーパーでならしながら進めました。

全体を軽くならしただけで、120gまで減少。けっこう思ったよりもスクレーパーだけでも削ってます。ちょっと心配になってきたので、そろそろ音を確認しようということでタップしてみる。
モード5:D
モード2:C
モード1:F
えーと、モード5はだいぶいい感じなので、ここまでにしておこう。
モード2はまだ少し高いくらいだけど、こんなもんかな?
というか、タップトーンはどれくらいが正しく好ましい、というのがあまりはっきりしてなくて困ります。ストローベルの本によると、
M5:F
M2:B
M1:A
彼のはけっこう5が高い。理想的にはM5:C、M2:B、M1:Aと記述してます。それでもこのパターンでは大丈夫。といっています。(このパターンとは、たぶんビジャッキのモデルだと思います)

タップトーン、奥が深いです。そしてバイオリン作りの味噌でもあるので、みなさんなかなか情報は出してくれません。久我一夫氏のHPをみるといろいろ参考になりますが、肝心なことは教えてはくれません。あとは本によっても言うことがけっこう違っていたり。
そうそう、『ストラドの秘密』を読んでいますが、裏板のタップトーンは出ていません。組んだ後の音が(おそらくM5で)Bくらいになるとだけは書いてましたが。


モード5はその日ちょうど良いと思っていたのが、翌日測ってみるとCくらいになっていた。う〜ん、一日でそんなに落ちるものだっけ?ま、実際Cでも大丈夫だとは思います。あとは渕周りがまだだいぶ厚いので、スクレーパーで削っていった。モード2はB、モード1はFくらいまで変化。
ちょっとモード1が落ちすぎたかな、、、という気がしなくもありませんが、とりあえずここまで。重量は117gまで減りました。希望から言うと、まだ重い。100gくらいまで減らせられれば良かったのですが、木がまだちょっと若いというのもあるのかもしれませんね。軽くて十分な強度を持たせられる材料は、やはり20〜30年ものくらいにならないと難しいのかな。そういう材料はまた、どえらく値段がはりますね。悩みどころです。

6 件のコメント:

  1. タップ音の話し、興味深いですね。

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  2. そうですね。本当にタップトーンは奥が深くておもしろい。なかなかその深淵はみえませんが、こまめにデータを残しておくと後々役に立つのかな〜なんて考えています。(笑)

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  3. 日本では雲を掴む様な話で詳しくは出ていないですね。ハッチンスの資料は如何なんですか?

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  4. そうなんですよね〜。どの製作者も詳しくは語ってくれないんですよね。それぞれが独自に秘密のデータを持っているとは思いますが。
    ハッチンスの資料は自分も入手したいです。が、一般公開資料ではないので有料なんですよね。購入手続きとかどうなってんのかよく分からないので、僕は持っていません。誰かコピーをくれないものでしょうか(笑)

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  5. まあ、ネットで細かく説明する事が出来ないし、一つの重要なノウハウでもあるし詳しく語れないのは分かりますよね。しかしネットで引けば相当数出てきますよ。英語ですが辞書が出来る位ありますよ。

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  6. 匿名さん、ありがとうございます。
    辞書ができるほどですか(笑)。たしかにネットでも情報量としてはかなりの量がありますね。その中から求める情報を探し出すのは大変かもしれませんが、注意深く探してみる価値はありますね。
    貴重な情報ありがとうございます。

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