2009年7月14日火曜日

Rinaldiネック修理2

前回、ネックを外すところまでなんとかうまく行きました。問題はここから。まずネック側の端部についた余計なニカワをすべて削ぎ落とす。ついでにこちら側の平面が出ているかチェック。ネック側はほぼ平面がでているようですが、若干歪んでいるようでした。次にボディ側アッパーブロック内の余計な固化したニカワも取り除く。こちらは平面になっておらず湾曲している様子。これじゃ面同士がぴたっとしないです。当然ニカワは面どうしを繋げず、隙間に入り込んで固化するだけ。ニカワの接着機構のことはすみやさんのHPにくわしくのっていたと思います。

とは言っても自分もこの部分の平面だしはあまり好きではないですし(^^;。平のみですきっとした平面を出せるのは、やはりそれなりの経験と技術を持った人間でしょう。僕の親方は平面にはいつもうるさい人でした。僕自身まだまだ研鑚が足りませんが、少しでもあのレベルに近づくべく・・・頑張ってはみる。

とりあえずネックを仮止めしたりして、角度を確認して、よさそうなのでニカワで接着。
あ〜これでやっとまともに弾けるなぁ。(^^)次の日まで我慢だ。


翌日。
ニカワかわいたかなー?クランプ類をはずす。おっ、いいねえ。ちゃんとついてるよ。
しかし弦を張ってみると、まだ弦高が高いことに気付く。おかしいなぁ。ちゃんと角度調整したんだけど、、、。
『これでよし!』と思って接着しても、実際には固定時に微妙に角度が変わってしまったりすることがある。ネックの角度はこれが難しい。とにかくまたネックを入れ直さなくてはならない。ここからは前日の繰り返しだ。再度ネック取り外し。ニカワ除去。ブロック側平面出し。再度ネック接着。


さすがに2回目は角度に注意して、、、。目標の角度からずれないようにいろいろと試してみました。なかなかコレだ、という固定法がなくて苦肉の策としてスプールクランプを数カ所とめて、そこに当て木をしてF字クランプではさむ、というちょっとイレギュラーな方法で止めました。スプールクランプを使うのは、F字クランプが滑って外れないようにと、あとコーナー部に極端に力をかけないためですが、、、あまりスマートではないですね(笑)
ま、それでも自分で修理できると、けっこう助かります。でも自分でやったろう、という時はあくまで自己責任になりますのでご注意を。

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