2009年4月8日水曜日

最初のバイオリン、その後

ようやく普通に“木”でできたバイオリンを手に入れたわけだが、
右も左もまったく分からずに、ネットオークションで入手したので、
後になってから、このバイオリンが2004年カリフォルニアでつくられたものだということがわかった。

『へー、かりふぉるにあか。
アメリカのやつってどうなんだろうね。
評判きいたことないね。』

そんなのが7万近い値段というのは、ちと納得いかないところがあったが、
普通に店で買ったら最低ランクのものでも30万は必要だろうという、
友人の言葉に妙にお得感を得て満足していた。

今思うと、音はけっこうきつくて硬い。板も厚い感じを受けていた。
しかし、なにしろバイオリンというものを初めて手にしたしろうとに細かいことは分からない。ただひたすらに、ぎぃーこ、ぎぃーこ、とかき鳴らす日々であった。

はじめは全くまともな道具ももっていなかったそうえもんだが、
このころ徐々に道具を買い足している。
エレキセットに着いて来た弓は、なんとプラスチック
肩当てもプラスチック!(使い始めて2日でこわれた)
チューナーは!(口で吹きながら合わせるなんて、素人にできるわきゃない)
松脂にいたっては、どっかの100均で買えそうな安っぽさ!

そんなわけで当然もう少しまともな道具を買わざるを得ないのだった。

それから三ヶ月ほど、一人で練習を行っていた。
まだ音階もト長調がひけるかどうか程度のレベル。
そんなある日、練習を終え一休みしていた時のことだった。
バイオリンをケースに置いて、そうえもんは突然テレビとコンポの配置を変えたくなった。
何が起きたか、ま、だいたい想像できますよね(苦笑)。

ミニコンポのスピーカーがバランスを崩して、あろうことか!
バイオリンの上に落ちやがった!!
そりゃ、本人がびっくりですよ。何が起きたか、数十秒理解できず。
普通だったら、バイオリン粉々になりそうですよね。
でもラッキーなことに、E線のアジャスターが表板にちょっと刺さって傷つけただけですんだのだ。

(テールピース下に残る、イタイ傷)

まあ、良く壊れなかったもんだ。
板厚が厚くて助かったのか?
でも、みなさんも気をつけましょうネ。
バイオリンケースは、不用意に開けておかない!

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