2009年11月28日土曜日

ホワイトバイオリンで完成

タイトルみてびっくりされましたか?
いやいや、そうかもしれませんネ。

こないだネック入れに失敗してたやつがなんでいきなりホワイトで完成してんだ、と。あ、でも正確に言うとまだ完成じゃないですケド。細かい部分仕上げてませんし。

この間失敗した後、パソコンを急遽修理に出すことになっちゃいました。しばらく更新できない間にネックを再度入れ直していたんですね〜。


(ネックこんな感じ)

(ちょっと傾いてみえますが、気のせいですよ。きっと)

で、ネックを入れてしまうと、後は気持ちがはやります。『おお〜、はやく弾いてみてえ〜!』と。
これまでチンタラ作業してたのが嘘のごとく、猛烈なスピードで作業が進みました。
まあネック入れた後は、細かい作業ばかりです。いわゆるセットアップというやつです。

ペグ削り、ナットの溝入れ、サドルの成形、駒の成形、魂柱準備/立て、弦を張る、、、という順序ですね。
もうとにかく早く弾いてみたくてネ、本当は慎重にセットアップしなきゃいけないんですけど・・・(^^;) まだ新しい弦も用意してなかったけど、とりあえずRinaldiにはってあったオリーブをはずして張ってみました。

(ネックが曲がって見えるって?指板エンドがまっすぐじゃないせいです。ほんとはそういうのもちゃんとやらなきゃね。でも今回はとにかく弾きたいの一心ですから!)


しょっぱなから、オリーブとは!!なんと贅沢な!!!

ネックはみての通りまだ角張ったまんま。でも弾いちゃいます!
ではちょっと弾いてみた印象は・・・???

『いい感じ!!!』

はっきり言ってG線が、すごくいい感じ!こんなにGがなるとは思ってなかった。ちょっと後で音源をアップしますからね〜。ちょっとお待ちください。

とりあえずは、形ができた、という報告です。ワ〜イ!(^O^)/


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2009年11月24日火曜日

ネックを入れま〜す!

さてさて、ネックを入れるとこまで来ました。
こいつは、マジでけっこう大変な作業です。何回やってもあまり好きにはなれないんですよ。

ボディにネックを仕込むために、ボディ側にほぞを切るような作業です。

で、なんでそんなに神経を使うのか、といいますと、バヨリン弾きなら分かりますがネックの角度って演奏上とっても大事なのです。
ネックの角度が下がると弦と指板の間が開きすぎて演奏が困難になります。逆に角度がつきすぎても駒の高さが普通より必要になる、、、弦のテンションがきつくなる、、、などなどいろいろ演奏に影響するファクターが多いのですねえ〜。

まずは切れなくなって来たノミをよく研ぎました。
ついでにカンナとかも(今回使わないですけど(^^;))


『おや、ところで指板の修正はどうしたんだ』と思われましたか?
そうですね、この間失敗して彫りすぎてしまったんでしたね。

実は写真を撮り忘れてしまったんですね。スイマセン。
後でまたのせますデス。

でネックを入れるためのほぞを切っていくとこうなりました。↓


これね、カンタンそうに見えるんですけどかなり大変なんですよ。
ネックが完全に隙間なくはまるように慎重にやらないと、けっこう痛い目にあっちゃいます。
今回ネック入れは5回目くらいですが、分かってるつもりでも失敗しました。

これでだいたい完璧だろう・・・4時間の奮戦後にあらためて出来をチェックしていると、大変なことに気付いた。ネックの縦方向の角度はオッケー。

しかし、E線側がG線側よりも1mmほど高くなってしまっている!(指板後端部で)↓


ガビ〜ン。

まあ、そのまま接着してしまってもいいんですけどね。
流派によってはE線側に傾けるとか、G線側に、とかあるらしいですけど。

でもやはりE線側が妙に高い、というのはいただけません。演奏することを考えると、E→Aの移弦がやりにくそうです(汗)

結局5時間か6時間、格闘しましたけど全部ばらしました。
後日、またリベンジします。あ〜ちくしょう、ホントはもう仕上げたかったんだけどなあ〜!!


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2009年11月23日月曜日

お知らせですケド

最近ろぺっとくんの情報がすくないなあ〜とお嘆きのそこのアナタ!(別に嘆いてない?いや、とりあえず話の流れ上そういうことにしてください)

ろぺっとさんのことは先日新しくしたブログの方にていろいろ載せています♪犬や絵画のことはこちらですからね! ↓
今朝の一コマです(^^)
11月の下旬ですけど、あったかくて良い一日でしたね〜。ひなたぼっこ中の犬とオカメ。

そういえばろぺっとさん出演の映画、この週末から始まっているんでしたね。どなたかご覧になった方はおられますか〜?


2009年11月22日日曜日

その他いろいろ準備

当工房では現在指板をネックにつけ終わった後です。(工房とかいうとえらそうだな〜、笑)
先日ついでなのでナットも接着しておきました。
写真で指板より飛び出してるヤツがそれね。↓




















こいつを成形します。
だんだん、バイオリンを弾いたことがある人が知っている形状になっていきますヨ。




















ナットは指板表面から何mmと高さが決まっています。
でも今は仮の状態なのでだいたい1〜2mmくらいの高さがあれば大丈夫でしょう。(たぶん)
足りなかったら、また作り直しですけど!(笑)


























『ぎゃー!なにやっとんじゃ!』と言われそうですね〜。ボディにキリを突き立てています、ハイ。
エンドピンの穴をまだあけてなかったのですヨ。
本当なら箱閉じる前に開けといた方がよかったですね。まっすぐあけやすいですから。
箱とじ後にキリで穴をあけるのはなかなか怖いです。(汗)





















最後はペグリーマーというこんな道具で穴にテーパーをつけます。
こんな道具でも普通あまり普及してないので、探すのは専門店で、ということになるんですね〜。


次にサドルを入れる準備ですが、サドル部は表板を削らないといけないので、よく切れるノミとナイフで切り込みます。
で、できあがるとこんな感じです↓

ここにきて、ようやく以前いれたパフリングの断面図が見れるんですね。
自分の作業の出来がどうか、断面にするとよくわかります(^^)
今回のパフ作業の結果は、、、悪くない出来です!パフリングと溝の間によけいなスキマはなく、うまくいっています(全体がそうあることを祈ってます〜)

今回の作業は長いのでとりあえずここまで!
次は問題のネック入れです。次はマジでけっこう大変。


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2009年11月19日木曜日

指板じゅんび

ここ最近じめじめした天気が続いてますね。しかも突然寒いし。
家の中でも湿度が80%を超えています!バイオリン達にとっては過酷な状況です(というかケースに入っていない製作中の楽器にとっては)。除湿器をフル稼働させてます。

さてさて、ただいま指板を準備しております・・・。
もうすぐ弾けるぞ、という期待を沸々といだきながら(^^;)


でもちょっと焦って作業して、失敗しちゃいました。
失敗部↓です。

丸彫刻刀で勢い良く、調子にのって彫っていたんですなぁ(笑)
木目と平行に彫っていて、『あ?意外とほれるジャンこれ』、と油断してしまったのです。
そしたら、ぼりっと。
こんな深く刃が入ってしまったんですね〜。

なんとかごまかしてみようと思います。
↑ でも誤摩化しきれませんね。う〜んどうしよ。
でもご安心を。こういうときのためにコクソという裏技があるのです。

とりあえずネックに仮付けしておきます。コクソは後からでもできますデス。
ようやく形がみえてきましたヨ!
早く弾きたいアルね。

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2009年11月17日火曜日

すくろる作り 続き2

すくろーる、とりあえずこのくらいの適当な感じでいいかと、この前思って終わりにしたのだけど、やっぱり形が気になる。
ちょっとこの辺を、、、いやいやここら辺も、、、
とやってるうちに、軽く2~3時間はたってしまいました(^^;)
いじりだすと、とまらなくなります。そんなこんなで、すくろーる作り続きます。


裏側もミニスクレーパーかけて、彫刻刀のあとを消してます。
とりあえず、完成としたのが下の写真。

ええ、ええ、あちこち完璧ではないところがありますけれども、とりあえずいいのだ。拘っていると、年内にこのバヨは仕上がらないし!

今のところ目標はデスね、、、たぶんニスは今年中に終わりません。とりあえずホワイトバヨで完成させます。それからしばらくいじりたおして、いろいろ音の感触を確かめて、、、というのを年内にできたら良いほうかな。


次に指板の準備だ。今回の指板はタツノヤで購入したもの。
この黒壇はフシもなく、黒さも申し分なしで、かなりランクはよさそう。他のお店で買ったやつは、こうはいかないので、ちょっとうれしい。とはいってもやはり大きめにカットしてあるので、裏を削らなくてはいけないデス。


初め、カッコつけてカンナでやろうとしました。
う~ん、ぜんぜん削れない。刃が丸まっとる。
それにちょっと嫌なことも思い出しました。
以前あるショップで働いてたときに、よくチェロの指板削りをやりました。黒壇をカンナで削るのって、、、思っている以上に大変です。
よく失敗して怒られたんですヨ。

なので、今回も裏技を使いました。それは和ガンナの裏にサンドペーパーをはりつけて平面を出す、という方法。これなら大きな失敗をせずに平面をだせるのです。
(アダルトバヨのい~ぐるさんもこの方法を使ってらっしゃいます。僕もこれは3年前からやってます)

え~と、プロの人からすれば邪道と言われるかもしれません。
でも貴重な材料です。失敗せずに確実に寸法を出せる方法を使ったほうが合理的なのでは?カンナだけでやるのが職人だというなら、それはプロの職人に任せておけばいいのです。

とまあ、そんな議論はおいといて。
黒壇を削ると、ほんとにいろんなところが汚れる!
作業後に鼻をかんだら、真っ黒でした!(笑)汚くてすいません。


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2009年11月15日日曜日

箱とじ

まだネックは完成してないけれども、箱の方がほったらかしになってました。なんだかこのまま放置しておくのはかわいそうなので、表板も接着することに。

というわけで、『箱、とじま~す!』

また微調整したくなったら、あければいいだけの話しだし!
(↑開ける気あるのかねぇ~?甚だ疑問)


とじました。


翌日。クランプとりはずしの図。
おお、やっと、楽器っぽくなったじゃありませんか。
叩いてみると、なかなかよさげな音が響きます。
まだネックができてませんが、楽しみだ!(^o^)/

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告知

お知らせです。
バヨではありませんが、水彩画のブログを引っ越すことにしました。
前のやつではどうも使いにくいところが多かったので。(^^;)

水彩画の方もこれからもアップしていきますんで、こちらも見てくださいね〜。

2009年11月14日土曜日

お気に入りの曲



最近、ちょと懐かしいFFの音楽を聴いてたら(オケストラ版)、こんなかっこいい曲がありました。
タイトルからして、FF7のバレットのテーマかとおもいきや、FF8の曲でした。(画面はなんか違うもののような気がしますが)

ということは誰のテーマ?ラグナ?
すっかり忘れてしまいましたが、いずれにしても良い曲です。
他にもFFシリーズでは良い曲が多いですね〜。

普通のクラシックもいいですが、たまにはゲーム音楽もいいものです。

あとはこの曲も大好きです。

2009年11月12日木曜日

すくろる作り 続き


さてさて、スクロール作りですが、ツライです。
左右の渦巻きが大体できましたが、さらに彫りこみをいれ、掘り込むことで若干バランスが崩れるのでそれを整え、ノミや彫刻刃のあとを小さいスクレーパーで消し、さらにさらに、、、

まあ要はちまちました作業を延々やってるってことデスヨ。
チマチマ、チマチマ、、、。
特にミニスクレーパーで削るときのちまさといったら、『よいこの小麦ちねり』ほどのちまさです。

そんなちまい作業を2日も3日もやってると、さすがに嫌気も差します。わはは。

音なんか関係ないんだから、適当にすりゃいいじゃん、といわれそうですね。そのとおりです。ハイ。
性格なんですね。一回はじめると、完璧にしたくなる。


ま、技術的に完璧には至れないんで、最後は妥協というか、己の納得できるところで止めるといいますか。
なんとか左右側面はできあがり(出来上がりとします、とりあえずいいの。)


正面の彫りこみも始めました。
まだボコボコです。彫刻刀のあとを消すのがなかなか大変でして(^^;)


こんなのに参加してみました。ポチッと押してみてくださいな。

2009年11月11日水曜日

映画、公開


あの映画、ようやく公開になるようです。
11/21から、東京・名古屋・大阪・京都・熊本で公開だそうです。
っておい、北海道/東北いっこもねーじゃん。
東北のお友達の皆様、すみませんね。。。まあ、規模が規模なんでしかたないのかも。
熊本があるのは、主役が↑だから?

我が家のろぺっとさん、チラシに載ってました。「いぬばか」の『か』のとなりです。
わはは。エキストラなんでどれだけ映ってるのかは知りませんが、楽しみっちゃ楽しみです。

あのジダン役が最初うちのろぺっとさんだったことは、ほとんど知られていないだろう。まあ前田健や他の人が抱き上げようとしてもたぶん持ち上がんないですケド!今17kgだし!(笑)

2009年11月9日月曜日

スクロール

ペグボックスまでは終わっていまして、いよいよ渦巻きを作ることと相成りました。
いやあ〜スクロール。。。できれば作りたくないんですね〜(^^;)
どうしてって、めんどくさい。

できることなら出来合いの指板付きのネックを買ってきてくっつければ、ハイ出来上がりなんですが。。。それをやると、作り手としてどうなの、と言われそうなので、まあ今回も自力でがんばりましょう。

工作用の細いノコで切ってます。
この段階ではギザギザで、渦巻きのかけらも感じられまっせん。

ノコが中心方向に切り込むと、後で出来上がりがかっこわるくなります。注意、注意。

渦巻きの円と、水平方向を少しずつつくっていきますが、、、根気がいる作業デス。

なんとなく形になってきました。
とはいえ、まだ半分。

もう片方も作って、バランスを見ながらさらに彫り込んで、最終的にはあのバラの花を思わせるような、渦巻きの形にして行く(あくまで予定)

ああ、やっぱりしんどい。(^^;)

2009年11月6日金曜日

ペグボックスまで

先日ネック部分の第一段階を終了。
ネックをどう切り出すか、予定線を書いてみた。
モデルのストラドと完全に同じにする必要はない。あくまで参考にする程度で。
とは言っても、あまり外れるとストラドらしからぬ形になってしまいそうなので近い形状にしています。

ペグボックス横を切り出し、ヘッド付けね辺りもちょこっと形を出してみました。
ここから面倒なペグボックス削りです。ペグボックスは何が大変かって硬いメープルに大穴を開けていくのは、けっこうしんどいのです。刃先8mmの平のみでがんばって彫って行きます。

ジャン。
できました。写真だと早いですね。
スクロールに貼ってあるのは養生用のテープです。ノミで奥の方を削る時にスクロールをつぶしてしまいがちなので・・・。とはいってもナット側を少し傷つけちゃいましたけどね。
気をつけてはいても、けっこうやってしまいます。大事にはいたってませんが。

今回考えてみたら、このネック材と裏板全然マッチしてません。
裏板がキルテッドカットなのでネックもそれなりに合ったやつの方が良いのですが、今回手元にそんなものがない。
ちょっとミスマッチだけど、これはこれでありかなぁ?(^_^;)
あまり杢が入ってないやつの方がよかったかもしれないデスネ。


2009年11月4日水曜日

いよいよネック

箱の方が一段落して来たので(まだ閉じてませんが)、そろそろネックを準備。
今回ネックに使うのは、以前作りかけてストップしていたストラドタイプがちょうどあったのでこれをそのまま使っちゃいます。

というのは、この下の写真の形状に持って行くまでにかなり面倒くさい工程がいくつかあるので、今回はそれをスキップしてしまおうという目論み。
(めんどくさいというのは、ブロック材を42mm幅で完全な平面と直角を出すという工程。か〜なり面倒。)

なんか表面に紙みたいのが残ってて汚らしいですね。気にしないでください。
以前作った時に、テンプレートのコピーをそのままブロックに貼って剥がした跡なので汚く見えます。(本来は紙を木材に貼るべきではない。気をつけていても必ず歪む)

このネック材、川上モデルを使用しているので、かなり分厚く太い。なのでちょこっと修正して今回のストラドの形状に近くします。
こんな時にもボール盤が大活躍。以前作った時は手削りだったので、やはり直角はあまり出ていませんでしたが、これも修正できてしまった。

削り後。スクロールの下辺りが若干スリムに。ヘッドが重い楽器は肩が疲れるので、軽くしたいものです。(^_^)
これから長〜いネック作りが待ってます。早く形にしたーい。

2009年11月3日火曜日

ラベル

箱を閉じる前にやらなきゃいけないこと、その一つにラベルを貼ることがあります。今回はストラディバリ先生のコピーでしたので、ラベルもちょっと真似しようと思います。

これは本からスキャンした画像。こいつをそのまま紙にコピーしてみようと考えた。
しかし、プリンターで印刷したラベルは『写真』という感じがしてどうにも書いているという感じが全然しないのです。かなり嘘っぽい感じでラベルではなくなってしまった。

ということで、今回もやはり手書きラベルでいくことにしました。(3号機作成でもガルネリのラベルをコピーした)


出来上がりはこんな感じ。羊皮紙に直接手書きです。プリントアウトより全然いい感じです。もちろん『完璧』に同じ筆跡に似せて書くというのは無理ですが、まずまずの出来。
(裏板の起伏があるので曲がって見えます)
ついでに自分のラベルも作って貼る。ラベルにはけっこう遊び心を入れてます。
(なんでそんな面倒なことをするのかというと、そんなに意味はないのですが、偉大なる巨匠に対する敬意を込めてという感じが大きいですかね。)



2009年11月1日日曜日

アルミ

二三日前にマグネシウムで作ったバイオリンなるものがニュースにあった。
山下工業所という会社で、これまでにもアルミ製チェロなど変な楽器をつくっている。
残念ながらマグネバイオリンのビデオは見れなくなっている。音がどんなんだか気になるんですが!

代わりにアルミチェロによる演奏をみつけた。



やはり若干音はメタリックですかね。ま、想像以上にまともな方かもしれませんが、、、(^^;)
さすがにハンマーでたたき出した楽器には音で負けたくないです(汗)。
(冬は指板が冷たくなりそう〜)



2009年10月31日土曜日

三号機の音

最近三号機ガルネリコピーがなかなか調子がいいので気分がいいです。ここのところはもっぱらRinaldiを弾いていましたが、しばらくぶりにガルネリコピーを弾いてみたらけっこういい感じに。
前はあまり低音がひびかず物足りない感じがありましたが、ちょっとエイジングが進んだのでしょうか。それともただの気のせいか?(笑)
昨日今日は特にAとGが良くなっているのでちょっと録音してみる。


ありゃりゃ、G線だけでひきましたが音程が、ひどいなあ(^^;)前半は上ずりすぎ。
後半はバックで鳥がうるさいですが、とりあえず音の確認ということで。
まあもちろんGはもっともっと鳴ってほしいですが、1年半でこれぐらいの音ということです。


比較のため、Rinaldiで弾いた時の音も。こっちの方がやはり柔らかさは上。



2009年10月29日木曜日

続・おもろいもの

この間買ったばかばかしくもおもろいものの続きです。


今回はハチさんなりきりスーツです(笑)。
ろぺっとさんに横じまの服はタブーだったかもしれません!(よけい太いソーセージみたくみえる)背中のちっさな羽が歩くたびに動いてたまりません(^^)おしりにハリ付きです。
フード部分はやっぱりちょっとはみ出しちゃいますが、それでも楽しいですねえ。
すみませんねぇ、いつも人間側の勝手な欲求でいろいろな格好させちゃって。
でもやめられません。

2009年10月28日水曜日

箱を閉じる前に・・・

ようやく共鳴箱はほぼ出来上がりました。まあいろいろミスは今回もありましたけど、なんとか形にはなったかな。
あとはラベルを貼りつけて、箱を閉じるわけですが、その前にちょっと悩んでいます。 ラベル自体もあんな紙っ切れ一枚ですが、ストラドのような薄い楽器では音響に与える影響は大きいらしいです。
その分ニスで音響のずれをカバーしてやることも必要になるらしいですね。それはまあ箱を閉じた後でもいいわけですけど、問題は箱の中のこと。

サッコーニ先生の言う所では、ストラドでは箱を閉じる前になんらかの処置が施されているらしい。それは修理やメンテに出されたストラドのバスバー周りを見たことで分かったそ うで、なにがしかの物質が塗布されているらしい。 しかしそれがなんなのかは、あまり深く追求していない。
え~、読者としては非常にストレスがたまるんですねえ、こういうのは。
ホウ砂水溶液でバイオリンを煮込んで木材樹脂とホウ砂を反応させて優れた音響効果を得る、ということをやってらっしゃる方もいます。
ただ単純にホウ砂水溶液を箱内部に塗ればいいも のではなく、50~60℃で煮込まなければだめなので、これは今回はパスかな。(煮込むとバヨがバランバランになるんだそうです))
木材の強化を目的として天然樹脂製のニスなどを塗り込むという方もいます。ただそのニスのレシピは不明だし、箱内部に塗りこむことで木材の呼吸・経年乾 燥が阻害されてしまうような気がして、これも躊躇しています。
じゃあいったいなんだったらいいんだろうか?
結局の所わからず。
結局なにも塗らずに経年変化を期待して置いておくのが無難なんだろうか。 こんなことでも悩みどころ満載だ。

2009年10月21日水曜日

おもろいもの買いました

バヨとは関係ありませんが、先日おもろいものを買ってしまいました。
(無駄なものともいうのか?)
この緑のもの、なんでしょうか?


これ、恐竜になりきりスーツというものです。(^^)さっそく我が家のろぺっとさんに着てもらいました。どうでしょう?似合ってる?ばかばかしいくらいに、かわいいですネ。
ちゃんとしっぽもついてます。


サイズの選定が少し難しいところではあります。今回僕らが選んだのは中型犬用でしたが、いかんせんブルは首が短いのがネックで!どうやってもフードの部分が大きくなりすぎ。
そのくせ、首周りと胸周りはやたらと大きい(^^;)
なので、ろぺっとさんが着るとパッツンパッツンに見えますが、けして太りすぎているわけではないのですヨ。ワハハハ。
実はもう一つくだらないものを買ってしまいました。これまたブサカワユさが炸裂してますのでまた後日ご紹介します。買ったのはこちらのサイト『ペットパラダイス』。

バスバー削り

昨日接着しておいたバスバー、ちゃんとくっついたかな?
一昼夜放置してあるので『そろそろよかんべぇ』、と思いクランプを外します。よしよし、ちゃんとくっついたようです。


接着前の重量:65.8g → 接着後:74.8g。けっこう増えちゃいましたね。
このままじゃ明らかにバスバーはでかいので、これからスリムにしていきます、ハイ。
この段階でのタップトーンは
M5:E#、M2:G# M1:G#
タップしながらバスバー削っていきます。ストローベルさんはE~Fくらいは悪くない例ではないかと、述べられています。
が、自分のやつでは今回すでにFに達していますし、かなりバスバーが高いので削っていきます。最終的にどれくらいになるのかな・・・?

でも今回ちょっとクランプの挟む力が強すぎたようです。表板の表面側がバスバーの部分だけ若干盛り上がってしまいました。
(写真じゃ分かりづらいかも)
ま、若干ですからね。これぐらいはペーパーがけしてOKですよ。(一般の方にはあまりお薦めできない方法ですが!個人で楽しむものはいいんです、なにをしても。)

削るにしたがって、Mode5はちゃんと対応して音程が下がるものの、なぜかMode2、1はあまり変わらない。
G#はちょっと高すぎなような気が。。。
最終的には、M5:D、M2:F、M1:G、となりました。
M5でDでも悪くないとは思います。ストラドはCになるとヘロンアレンさんは言っていますし。
裏板の音程に近く仕上げられたし、いいんじゃなかろうか。


これでだいたい表板に施すべきことは終わりました。
あとは、ラベル貼って、箱閉じて、、、となりますが、箱を閉じる前に少し考えたいこともあります。

バスバー取り付け

平日の間でも、ちょっとだけ進めておこうと思い作りかけだったバスバーをやることに。とりあえず目標幅5.5mmにはしてあったので、今度はそれを表板の起伏に合わせて削ることです。


表板の形状はこんな道具で写し取れます。道具の名前は・・・なんていうんでしたっけ、ど忘れしてしまいました。
ストローベルさんはナットを使って表板をなぞりながら鉛筆で形状を写し取っているようですが、今回ちょうどいい大きさのナットが見つからず、今までと同じ方法でやることにしました。


対象物と同じ形状のものを隙間なくぴったり合うように木材から削り出すというのは、けっこう大変。製作者や修理職人さんはよくチョークを塗って当たる所を慎重に削っていきます。これは根気の居る作業ですヨ。
この間100円ショップに行った時にチョーク買っとけばよかったなぁ~、と後悔しつつセコセコ頑張りました。
完璧ではありませんが、今回はとりあえず良しとし接着に入ります!
(ここでいう完璧とは部材同士が0.02mmも隙間なくすべての個所で合致していることですが、これは個人の楽しみに作っているものですので、そこまで神経質にならんでもいいのです!)


さて接着です。バスバー接着はこういうものを用意して行います。僕は川上さんの著書にあった作り方でこれを作りました。
さてさて、接着はうまくいくだろうか!楽しみだ!