さてさて、ネックを入れるとこまで来ました。
こいつは、マジでけっこう大変な作業です。何回やってもあまり好きにはなれないんですよ。
ボディにネックを仕込むために、ボディ側にほぞを切るような作業です。
で、なんでそんなに神経を使うのか、といいますと、バヨリン弾きなら分かりますがネックの角度って演奏上とっても大事なのです。
ネックの角度が下がると弦と指板の間が開きすぎて演奏が困難になります。逆に角度がつきすぎても駒の高さが普通より必要になる、、、弦のテンションがきつくなる、、、などなどいろいろ演奏に影響するファクターが多いのですねえ〜。
まずは切れなくなって来たノミをよく研ぎました。
ついでにカンナとかも(今回使わないですけど(^^;))
『おや、ところで指板の修正はどうしたんだ』と思われましたか?
そうですね、この間失敗して彫りすぎてしまったんでしたね。
実は写真を撮り忘れてしまったんですね。スイマセン。
後でまたのせますデス。
でネックを入れるためのほぞを切っていくとこうなりました。↓
これね、カンタンそうに見えるんですけどかなり大変なんですよ。
ネックが完全に隙間なくはまるように慎重にやらないと、けっこう痛い目にあっちゃいます。
今回ネック入れは5回目くらいですが、分かってるつもりでも失敗しました。
これでだいたい完璧だろう・・・4時間の奮戦後にあらためて出来をチェックしていると、大変なことに気付いた。ネックの縦方向の角度はオッケー。
しかし、E線側がG線側よりも1mmほど高くなってしまっている!(指板後端部で)↓
ガビ〜ン。
まあ、そのまま接着してしまってもいいんですけどね。
流派によってはE線側に傾けるとか、G線側に、とかあるらしいですけど。
でもやはりE線側が妙に高い、というのはいただけません。演奏することを考えると、E→Aの移弦がやりにくそうです(汗)
結局5時間か6時間、格闘しましたけど全部ばらしました。
後日、またリベンジします。あ〜ちくしょう、ホントはもう仕上げたかったんだけどなあ〜!!
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